８月５日
朝９時頃家を出る。小田原までは新しいレーサーパンツの具合が気に入らなかった以外問題なく、箱根口まではAVS１９km/ｈくらいだった。しかし、箱根越えは予想以上に辛く、太平台の手前２ｋｍくらいから押し始めた。右脚太ももの内側がつり始め、１kmごとに休み、５００ｍごとに休み･･･でフラフラ。そのころのAVSはせいぜい６km/hだった。芦ノ湖少し前から小雨が降り出し、国道１号線最高地点あたりでレインウエアを着た。何とか箱根峠までたどりつき、道の駅で山菜ウドンを食べた。その後はずーーーーっと下り坂で、思いっきりトバせた。それまでのAVSが１３km/hくらいだったのが、坂を下りきった頃（下り坂距離約１３km）では１６km/hくらいになっていた。MXSは６２km/hをマーク、少し恐い･･･。で、三島に着き、宿を取って今日はおしまい。
走行距離 80.9km
８月６日
朝９時２０分頃出発、最初のうちは全くノートラブル。しかし次第に首が痛み出す。この症状は毎年のことなので特に焦りもせず、ひたすら我慢した。が、三保のあたりでかなり疲れもたまってきたことから、３０分ほど寝転んで休んだ後バンテリンをスプレーした。日焼けにしみたが大分楽になった。焼津まであと１０kmくらいのところで間違った道へ行った為、結局５kmほどロスった。で、正しい道の大崩へ行くが･･･何だこの道は！？歩道もなく、路側帯もほとんどなく、道幅も狭い。おまけに交通量の多い曲がりくねった登りのトンネル道･･･最悪。かろうじて焼津に着き、宿を取る。近くの駅のラーメン屋で夕食、うまかったなぁ、ゴマラーメン。今日はこれまでで最長の１０５kmを走り、さすがに疲れた。明日は浜松だ！
走行距離 105.8km
８月７日
朝９時過ぎに出発、基本的に順調だったが、２０km頃から早くも首のあたりが痛み出す。で、休み休みいく。AVSは速かった。途中で寝転んで休んでいると、農家のオバちゃんが「まくわ」というメロン似のウリをくれた。あまり甘くなく、冷えてもいなかったがとてもうまかった、それ以上に嬉しかったなぁ。バンテリンして何とか走行再開、結構速く走れた。４０km～７５kmくらいの間のAVSは２５km/hくらいだったと思う。浜松直前まではAVSは２２km/h以上だった。１５時前に浜松に着き宿を取る。チェックインの１６時まで浜松城跡をぶらぶらした。チェックインしてシャワーを浴びてから駅近くにウナギを食べに行った。やはり本場のウナギは一味違うな！
走行距離 92.9km
８月８日
朝９時前に出発、行けるものなら名古屋まで行っちゃおうと思って適当なペースで走る。豊橋でバックミラーが落ち、応急修理する。んで、蒲郡へ向かう途中、吉野家で昼食にしようとしたときにメーターをリセットしてしまった。あぁ・・。なんだかなぁ。ま、気を取り直して少し道に迷いながらも蒲郡に着く。が、そのころから腹の具合が悪くなり、蒲郡駅でトイレに駆け込む。セイロガンを飲んで何とか走行再開、このころすでに名古屋は諦めていた。岡崎で宿にチェックイン、明日に備える。明日はついに名古屋だ！
走行距離 約98km
８月９日
９時少し前にチェックアウトし、荷物の大半を家に郵送する為に郵便局へいって荷造りする。送料が１０１０円で済んだのは幸いだった。で、出発、今日はたいしたことないと思っていたが、ペースも遅いのに疲れた。４日間の疲れが溜まっていたのだろうか？結局名古屋に着いたのは１２時半ごろ。輪行する為にパッキングするが、意外に手間取り１時間近くかかった。１４時１５分発のこだまに乗り、帰路についた。
走行距離 44.5km
総走行距離 421.8km
この旅行記は、当時は特に何の理由も無く書き残していた記録を元に、誤字脱字等と文法的に間違っていた部分を修正しただけのものです。改めて読み直してみると、当時も今もたいして変わってないなぁ、と思ったりして。でも、今の僕の自転車旅行に対する考え方の方向が定まったのも、この旅行でした。このとき思いついた改善点をその後の北海道旅行で生かすこともできたのでした。ちなみに、｢キャスター台(仮)２号機MK-Ⅰ」を初めて使ったのもこのときでした。
